さよならアクシウム

 ↑響け!ユーフォニアムのサブタイトルみたいな題名。

 

 さて、前回の記事でさんざっぱら褒めちぎったdi2ですが、ローラー回そうとして出てきた不満が一つ。それは「アジャストバレルが無いので微調整がめんどくさい」ということ。

 ワイヤードの場合はホイール換えてスプロケの位置が微妙にずれても、アジャストバレルを回してワイヤーのテンションを変えてやれば微調整が可能でした。ところがdi2ではその機構が無い。というかそもそもワイヤーすらない。微調整のためにすることは、

1:チェーンをスプロケの5段目にかける

2:ジャンクションAのボタンを長押しして調整モードにする

3:静かな環境の中で耳を澄ませながらチェーンがギアに当たらなくなるまでシフターのボタンで調整する

 

 大変めんどくさいです、はい。

 そもそもの原因は「勝負ホイールのカンパ・バレット」と「ローラー用のマヴィック・アクシウム」でフリーの位置が微妙にずれること。なので、「ローラー用のホイール」を勝負ホイールと同じ構造の「カンパのG3組用ハブ」にしてしまえば、理屈の上では同じチェーンラインのまま運用できるわけです。

 というわけで、さっそくwiggleシロッコを注文。たまたま安いときに注文できたので前後セットで2万以下でした。最近見てみたら1万近く値上がりしてたので、運がよかったんだと思います。

※しかし前後セットで買ったものの、固定ローラーばかりなので前輪の出番はまず無い

 

 10日も経たずに商品が到着。さっそくアクシウムからローラー用タイヤとチューブを移植したのですが、リムハイト24mmだったアクシウムから35mmのシロッコに変更したため、バルブ長が足りなくなるというトラブルが発生。幸いバレット用のスペアチューブ(50mmリムに対応したロングバルブ)で何とかなったものの、ショートバルブのチューブが2本余ってしまいました…。

 

 ローラー用ということでベアリングの性能だとか剛性感だとかは一切無視して、とにかくハブ(フリー)の設計のみで新ホイールを導入しましたが、結果としてアクシウムの出番は無くなることに。

 思えば初代のアルミロードの頃からの装備だし、2万円超えるようなパーツ購入はこいつが初だったし、無謀にも叩き出し/叩き込みでシールドベアリングの打ち替えなんかもしたりして、かなり長らく使ってきました。3×10速という珍仕様のアルテグラも余ってることだし、引退したこいつはのんびり乗るためのアルミロードにでもまわそうかと思います。