全部載せコクピットを作りたい

 コンポも電動化、しかもシマノのフラッグシップモデルを搭載したSFR12でしたが、一つだけ悩みの種が。

 

それは、

 

Garmin edge 1000がマウントできないこと。

 

 もともと800を使っていたときは3TのINTEGRA MOUNTで丁度よかったのですが、最新モデルの1000は本体サイズが水平面方向に大型化。おかげで従来のマウントでは対応できず、仕方なく横からREC MOUNTSを伸ばして搭載していました。

コクピット中央には、何も載せられない空っぽのマウントが空しく鎮座ましましてたワケです。

 しかしそのまま放置したのではわざわざINTEGRA STEMをチョイスした意味が無い。というわけで、1000に対応するマウントパーツを探すこと半年以上、ようやく発売されたので早速購入しました。

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store.3tcycling.com

で直接購入し、はるばる海を越えて到着。

 

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 早速換装してみると、1000の本体が薄くなったこともあって従来品+edge800の頃よりさらに一体感マシマシ。

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ケースつけてみるとさらに上乗せドン!!角が丸っこくなってちょっとだけもっさりしますが、それでも今までよりはだいぶエアロ感が出ています。

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 REC MOUNTSにTORQUEを装備したフル装備仕様はこんな感じ。ハンドル周りのゴテゴテ感がヤバい。

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最初はもっさりしててイマイチだったシリコンカバーですが、後ろから見たときにサドルから伸びるホワイトラインの感じが地味にお気に入り。

 

 というわけで、晴れてedge1000がきちんと搭載できるようになりました。あとはせっかく視界の中央でデータを見られるようになったので、乗る機会を増やすだけです。……「だけ」といいながら現在一番難しいことのような気もしますが。

 

 ではでは。

さよならアクシウム

 ↑響け!ユーフォニアムのサブタイトルみたいな題名。

 

 さて、前回の記事でさんざっぱら褒めちぎったdi2ですが、ローラー回そうとして出てきた不満が一つ。それは「アジャストバレルが無いので微調整がめんどくさい」ということ。

 ワイヤードの場合はホイール換えてスプロケの位置が微妙にずれても、アジャストバレルを回してワイヤーのテンションを変えてやれば微調整が可能でした。ところがdi2ではその機構が無い。というかそもそもワイヤーすらない。微調整のためにすることは、

1:チェーンをスプロケの5段目にかける

2:ジャンクションAのボタンを長押しして調整モードにする

3:静かな環境の中で耳を澄ませながらチェーンがギアに当たらなくなるまでシフターのボタンで調整する

 

 大変めんどくさいです、はい。

 そもそもの原因は「勝負ホイールのカンパ・バレット」と「ローラー用のマヴィック・アクシウム」でフリーの位置が微妙にずれること。なので、「ローラー用のホイール」を勝負ホイールと同じ構造の「カンパのG3組用ハブ」にしてしまえば、理屈の上では同じチェーンラインのまま運用できるわけです。

 というわけで、さっそくwiggleシロッコを注文。たまたま安いときに注文できたので前後セットで2万以下でした。最近見てみたら1万近く値上がりしてたので、運がよかったんだと思います。

※しかし前後セットで買ったものの、固定ローラーばかりなので前輪の出番はまず無い

 

 10日も経たずに商品が到着。さっそくアクシウムからローラー用タイヤとチューブを移植したのですが、リムハイト24mmだったアクシウムから35mmのシロッコに変更したため、バルブ長が足りなくなるというトラブルが発生。幸いバレット用のスペアチューブ(50mmリムに対応したロングバルブ)で何とかなったものの、ショートバルブのチューブが2本余ってしまいました…。

 

 ローラー用ということでベアリングの性能だとか剛性感だとかは一切無視して、とにかくハブ(フリー)の設計のみで新ホイールを導入しましたが、結果としてアクシウムの出番は無くなることに。

 思えば初代のアルミロードの頃からの装備だし、2万円超えるようなパーツ購入はこいつが初だったし、無謀にも叩き出し/叩き込みでシールドベアリングの打ち替えなんかもしたりして、かなり長らく使ってきました。3×10速という珍仕様のアルテグラも余ってることだし、引退したこいつはのんびり乗るためのアルミロードにでもまわそうかと思います。

新マシン SFR12 その5

 新年明けましておめでとうございます。気付けば前回の更新からまる半月近く経ってますね…。

 さて、その半月の間に「新フレーム」SFR12は、コンポを組み付けられて晴れて「新マシン」となりました。

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 今回採用したのはDura ace di2 9070です。せっかくの新マシンなのでまったく新しいものにしたいと思い、ワイヤレスユニットも組み込んでGarmin edge 1000Jと同時投入。本日初めてオンロードでの走行となりました。

 

 乗ってみた感想としては、もう機械式に戻ろうとは思えないほどメリットが多いな…という感じでした。

 写真を見ていただければお分かりのとおり非真円チェーンリングを愛用しているので、今までのフロント変速はチェーン落ちをさせないように非常にナーバスになる必要がありました。それでも落ちるときは落ちるし、運よく落ちなかったとしてもアウターに上がりきらずにガッチャガッチャ鳴り続けることもしばしば。特にワイヤーが伸びてきてアームを引く力が弱くなるとその傾向が顕著でした。

 またリアのギアチョイスも悩みどころで、クランクが12時の位置にあるときと4時の位置にあるときではチェーンラインが大きく変わるため、FDの羽根と擦らない・負担の少ないギアレシオがあまりありませんでした。

 それらを解決したのがdi2でした。一度組んで調整してしまえばワイヤーが伸びてテンションが下がることも無いし、オートトリム機能があるためリア変速にあわせてFDも羽根の位置を勝手に微調整してくれます。ゲテモノチェーンリングを使っているが故のトラブルだった感は否めませんが、ゲテモノパーツ大好きな身としては大変ありがたい変速システムだと思います。

 (ちなみにゲテモノといえば、RDのプーリーケージはカーボンプレートから自分で切り出したド外道パーツにしましたが、こちらも今のところいたって快調です。)

 

 それから町乗りする上で厄介な信号待ちでも、di2は大変便利です。クリックしっぱなしにすれば多段変速でカシャカシャカシャカシャ…とローギアに戻ってくれるので、機械式みたいにレバーをガッシャガッシャ連打する必要がありません。簡単にローまで戻せるので「ちょっと重めのギアまで使ってみよっかなー」という気になるし、気軽にギアチェンジできるのでケイデンスを維持しやすくなります。

 

 さらにGarmin edge 1000Jとの連携で、「今自分が踏んでるのは何枚目なのか」「どれくらい余裕があるのか」の確認も大変楽になりました。今までは下を覗き込んでチェーンのかかっているギアを目視する必要がありましたが、ワイヤレスユニットを介して1000Jに表示させれば、斜度・ケイデンス・現在のギア・心拍数(パワーメーターを追加すれば出力)の情報がほとんど視線を動かさずに手に入ります。セルフマネジメントの失敗が一週間先の仕事にまで響くポンコツ非力ライダーとしては、これまた大変ありがたい。

 また、これはST9070独自の(同じdi2でもST6870には無い)機能ですが、ブラケットの頭、フードの下に隠しボタンがあり、そこから1000Jを操作することができます。左右それぞれ・クリック・長押しに機能を割り振ることができるので最大4種類。スタート/ストップ、ラップ、左スクロールと右スクロールを割り当てていますが、たとえばエンデューロレースのスタート時など、多くのライダーが密集した状態でのこれらの操作がブラケットから手を離さずにできれば余裕がもてると思います。

 

 まだまだ使いこなせていない機能も眠っているかとは思いますが、それでもかなり満足度は高いコンポーネントです。普段は街中でも乗りながら、たまにレースに参加して…なんていう乗り方をするのにはぴったりではないでしょうか。

新フレーム SFR12 その4

 さて、前回の更新から約二週間、ようやくフレームが手元に届きました。

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7/7に廈門市を出発、その後手元に届くまで3日でした。注文するときに「送り状に『自転車フレーム』って明記しといてね!」と言っておいたおかげか、通関も割とスムーズだったように思います。

 ※自転車フレームには原則として関税がかかりません。余分な買い物をしなければ、通関手数料の200円だけで受け取れます。

 そして届いたフレームにさっそくこまごまと組み付けた写真がこちら。

 

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一枚目:サイドビュー。エアロロードらしいホイールカットアウトが見て取れます。

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二枚目:このフレーム用に新調したボトル。ケージがカーボン仕様のお高いバージョンもありましたが、ここはお手ごろなグラスファイバー版で。

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三枚目:正面から。ハンドルとボトルの薄さがエアロロードによく合います。この時点ではまだwiggleからの便は届いておらず、さらにはサドルも現フレームから付け替えただけの暫定版でした。

 その一週間後にアウターチェーンリング、ワイヤーセット、サドルが一気に届き、

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いよいよ本格始動かというところで、またしてもフレームにトラブル発生。

 初めて一から手をかけるフレームなので、「ガラスの鎧」「カガミの甲冑」でコーティングしようと思い、取り扱いショップに持ち込んだのですが、そこでスタッフがうっかり傷をつけてしまったとのこと。今は塗装屋に持ち込まれて、傷ついた塗膜の修整中なんだそうな。

 コーティングから返ってきたら、一度お祓いをお願いしようかと思います()

新フレーム SFR12 その3

 上半期の勤勉手当が出たので、こまごましたものを順調に買い揃えています。

 現時点での構成は

  ハンドル:3T AERONOVA

  ステム:3T INTEGRA

  ヘッドパーツ:RITCHEY SUPER LOGIC

  チェーン:CN9000

  ブレーキ:BR9000

   シュー:SWISSSTOP BXP(続投)

  ホイール:Campa BULLET(続投)

  クランク:ROTOR 3D AERO(続投)

  チェーンリング:O SYMETRIC 54-44T(インナーは続投)

  BB:TOKEN TK877TBT(続投)

  ワイヤリング:NOKON UNIVERSAL KIT

    ペダル:PD9000 ←New

   サドル:Selle San Marco  Mantra Racing ←New

 という感じでしょうか。楕円アウターとNOKONも、おそらく今頃WIGGLEから発送されてこちらへ向かっているはずです。

 

 が、

 

肝心のフレームがまだ届いてません。

 「塗装にもう一日かかるみたいなんだ、ごめんね」はまだいいとしよう。だがその後の

「一緒に発送するはずのシーポスクランプとRDハンガー手配できてなかったごめん!」はさすがになぁ…。

 これが中華のデフォだと言われればそれまでですが、今まで結構いい印象だっただけに落差が大きいですね。あまり期待してはいけなかったか・・・。

新フレーム SFR12 その2

 25日に発送される予定だったはずのフレーム、端午節で業務が止まっていたらしく、25日にせっついた時点で、まだセラーの手元にも来てないと言われてしまった…。

 とりあえず「わかった、楽しみにしてるね。」と返事をしつつ、ついでにシートポストクランプとディレイラーハンガーの値段を尋ねてみる。転倒であっさりダメになるハンガーはもちろん、クランプもうっかり付属のボルトを指定トルクで締めこむと、雌ネジを潰すことがあるとか。

 実際に今乗ってるFM039も、前のオーナーがネジ穴潰したらしくリコイルで応急処置がされているので、予備のクランプを持っておいた方が精神衛生上よろしいかと判断。あわせてホムセンでボルトを買い直す予定。ホムセンの安いボルトでも、国内流通している時点で精度は格段に上なんだそうな。…閑話休題、クランプもハンガーも5ドル/個と教えてもらったので、それぞれ2つずつ追加注文。

 

 「水曜日に塗装工程が終わるらしいから、木曜日にはまとめて送るよ!」という言葉を信じて、もうしばらく待つことにします。台湾のカレンダーをネットで確認したけど、もう休日も挟まないはずだし!

新フレーム注文 SFR12

 長らく乗っていたFM039でしたが、サイズが絶望的に合わないのでフレームを新調することにしました。

 アリババでエアロフレームを物色していると、目に留まったのはSynergy SportsというメーカーのSFR12というモデル。

 

synergysports.en.alibaba.com

 試しに人柱erを探してみると、FM039を組むときにも参考にさせてもらったサイトで「気になるフレーム」として取り上げられているのを発見。これで一気に背中を押された気分になりました。

 

 さっそくセラーにコンタクト。Google先生の英語力を借りながらサイズの希望、BBタイプの希望、化粧カーボンの希望、フィニッシュコートの希望を伝えていきます。

 また、「サイズが合わない」のが原因で乗り換えるとはいえ、前のフレームもほぼ一目ぼれで買ったようなものだったので、写真を送って

「赤と白使って、このフレームみたいに塗り分けてくれないか?」とお願い。

「塗料一色50ドル上乗せするし、フレームの形が違うからまったく一緒にはならないけどおk?」と返ってきたので、

「それは承知の上で頼むよ。発送する前に一度写真で確認したいんだけどそれも頼めるかい?」とさらに要望を出したら、

「OK、わかった。とりあえずウチのグラフィックデザイナーに予想図作らせたけどこんな感じでいいかい?」と、商品写真に色を乗せた見本が送られてきました。

 中華フレームはメーカーや窓口によって当たり外れが激しいと聞きますが、今回初めての直接買い付けにして当たりを引き当てたようです。まだ商品を受け取ってないので油断はできませんが、ここまでのやり取りではまったく不満がありません。英語が怪しいのはお互い様だし、「ねぇねぇついでにホイールなんてどう???」ってのもそこまでしつこくなかったので、機会と資金があればお願いしようかなーなんて思ったりもしてます。

 あちらさんが提示してきた出荷予定日が6/25なので、それまでは焦らず連絡を待とうと思います。どうせ今届いてもガラスコートに出すだけの予算もありませんし(笑)

 

 ちなみに。フレーム本体480$、塗装賃50$×2色、EMS送料50$、PayPalの手数料が25$程度なので、計8万前後の注文。送料はやや高くついてるみたいですが、「EMS以外の便にしてえらい目に遭った」という人柱erさんもいるので、安心を買ったと思えばこんなものかなぁ・・・とも。

 何はともあれ、gdgd文句をつけるのも届いたフレームを組み上げてみてからですね。しばらくはおとなしく待ちます。